上の子供が進学するときに、悩んでいたころ、高校の物理かなにかの授業で宇宙について先生が語ってくれたらしい。その内容が心に残ったのか、私に質問をしてきた。
「地球人って宇宙で生きていけるとおもうか?」
食べ物や水があればそこそこ生きていけるのではないかといったが、答えはノー。
割とあっけなく死んでしまうというか消滅してしまうらしい。
「人間は結局、地球を離れて生きることができないんだって」
ここで太陽のめぐみやら、母なる地球の大気に守られている、だとか太陽系の他の惑星がなどと従来なら思考がそっちに行く予定だったのだが、今回はふと別のことを思った。
私たち生きているもの。地球上の生命体は全て地球の新陳代謝にすぎない。
私たちの体の皮膚が28日サイクルで剥がれ落ち、また新しくなるように、人間をふくめた生命体は生きている地球の体の一部、まさに地球そのものなのだと。
剥がれ落ちた皮膚になれば、死ということ。
死後の世界についてはまた後日備忘するとして、地球人は今世でおわり、次回は別の星の意識体に生まれ変わるということを言ってる人がいるが、それはありえにくいとならないか。
自分は地球そのものであり、自分自身のレベルアップはイコール地球のレベルアップとなるから。
高い次元にいってしまったアセンデッドマスターや天使は元々地球の皮膚である者と違い、元々がマスターで天使であるのが化身となっていただけなのだろう。
天使はともかくマスターが地球に化身でやってきたところは宇宙の根源の意図するところで、私などが知りえることができない。
しかし説明がつかない人がいる。それはブッダ。
彼は人間であり、神ではない(と思っている)
彼は光への道の傍に外灯をつけていってくれた人で、人間が満ち足りた世界を得るために手法をわかりやすく伝えてくれたまさに地球にいきる生命体にとっての師だとおもう。
彼が地球の生命体として存在し外灯をつけていってくれたこと自体は、宇宙の根源の意志かもしれない。
今、地球同士いがみあいや悪い気持ちをもって新陳代謝をしている人がいるけれど、皮膚にだってニキビやほくろなんかできるわけだし、皆が皆同じ行動をすることはない。
皮膚がんが、本体自体をやっつけてしまう場合もある。
そうなれば地球そのものの私たちは終了して、魂は別の乗り物を探すということになればいいが、そのまま闇に飲み込まれてしまったら、一巻の終わりということになるのかもしれない。
闇との戦い だとかいうストーリーはスピリチュアルの世界でもゲームの世界でも映画の世界なんかでも隆盛極めているが、あながち間違った流れでもないのかもしれないなと備忘する。
だが私は、闇に不安を抱くより、他の恐怖に気を取られるより、できる範囲で平らかで豊かな生き方をやっていきたい。