牡蠣を食べたり温泉にはいって概ね楽しく過ごしたが、妹が行きたいといった花岳寺で、楽しくなかったことがあったのでメモしておきたいとおもう。笑
花岳寺は赤穂歴代藩主浅野家、永井家、森家の菩提寺で大石家ほか義士の香華院がある。西国31番霊場の曹洞宗のお寺である。ここには赤穂浪士、47人の墓所がある。
墓所なのでここに遺体は葬られてはいない。髪の毛などが埋葬されているとのこと。
雨がしとしとふっており、庭の鉢植えの小さい梅の花にシャッターを切ったりしていた。
拝観料を払うと中の資料館や忠義塚、義士墓所、森家永井家霊廟などのお墓を拝めることができる。
私はノーガードで脳天気に受付前を通過し、最初入り口付近にある忠義塚にシャッターを切っていた。母や妹が義士の墓所に入っているのをみて、おおここが赤穂浪士の・・とおもいつつ、なにげなく足を踏み入れようとしたら、ぱーんとはじかれてしまった。
中に入れない。めちゃくちゃ入りたくないかんじだった。コの字型のレイアウトの墓所で真ん中のはおそらく浅野公のものであろう墓石をとりかこむ47つの墓石だった。
せっかくこんなところまで来たのにとおもって、嫌だったけど無理矢理はいってやれと思って再度トライしたが、どうしても足が前にでてくれないのであきらめた。
その後資料館にもいって、大石主税はまだ16才だったんだなとか像を見ながら、当時の彼等の心境を慮っていたのであるが、堀部安兵衛だったかの兜の前でキーンとした頭痛がきて資料館をでた。
妹がそんな私をみて顔色わるいでというので、もうここはアカンとおもってお墓をでてしまった。
外にはお参りする場所があって千手観音さまが格子の奥の方にいらっしゃるのがわかった。
その前で家族をまつことにした。
なんでもこの花岳寺には忠臣蔵をする時に役者さんたちがお参りにきたりするらしい。
江戸時代の義士達の無念があんな鮮やかに残っているとは・・・すこし考えにくい。
最後は切腹しているわけだから、自分なりにけじめというかきりのようなものもある程度つけているだろうし、こんな300年ごしのごっつい念などを残るものだろうか。
義士の熱狂的ファンがナニカしたかとか、色んなひとがお参りするのでそのナニカが残ってたとかそんなのだろうが、かなりキツかった。
ちなみに義士の遺骸は東京の泉岳寺に葬られているとのこと。
こちらもファンのお参りは多いだろうな・・・・。
